8月3日はハルカチャのお誕生日だということで、舞-乙HiME絵チャもハルカチャ祭り。
上の絵は、そんな絵師様達に発破をかけるカーじゃなかったハルカちゃん…。
というネタだったんですが、ネタ元(画像右上)わかる人が2号さん一人だけしかいなかったw
逆に言うと、2号さんに救われましたヽ(゚∀゚)ノ
4年前のワールドカップでドイツで貼られてたポスターのようで、当時のネット上ではよく見かけたんですが…w
ケロロ(原作)でもネタにされてましたし。
ところで、『時をかける少女』見に行ってきました。
私は映画とか見た後、なにかとしのごの理屈を言いたがるタチですが、
これは単純に見て楽しかったです。
なんかすごくシンプル。これでいいんじゃんって感じ。
…と。こんな感じでミクシの日記には描いたのですが、こっちはアニオタサイトとして
もうちょっと書きますw
(以下ちょっとだけネタバレってほどじゃないけど内容に触れる箇所がありますので注意。できれば見てから読んでくれるとうれしい(´ω`) )
とにかく、あざとさと言うかケレン味と言うか、そういったモノは極力排除してるようで、
そういうものを求めてる人にはものたりないかも。
私もそういうあざといのは嫌いじゃないと言うか大好きなんですが、まあそれは他の物語で
求めるとして、これはこれですごくイイですよ。
だいたいアニメにかぎらず物語の女主人公だと、勢いでなんかいろいろできちゃったりするんですが、
まず自転車の乗り方すら見てて不安なくらい不細工で、その時点で
「記号的キャラ」という概念から解放されて、実にきもちがいい。
その分、上に書いた様にいろいろ分析的に見るより、一人の人物を眺めると言うことに
集中できたような気がします。
物語も清清しいくらい単純明快。
大雑把に言って「青春ラブストーリーにほんのりSFスパイス」ていう感じで間違いないと思うんですが、肝は
「若さ故のおばかさんが、勉強や読書ではなく、経験や痛みでもって、
ひとまわり広い範囲でモノが見られる様に成長する」
部分じゃないでしょうか
理屈バカ的な頭でっかちの成長ものにはヘキエキしてたぶん、これも素直に受け入れることができました。
主人公に一番好感がもてたのもそこで、彼女はハッキリ言って、考えずに行動する迷惑さんではあるんですが、
自分が納得出来るまでひたむきに前に進もうとするがむしゃら加減がとてもチャーミングです。
同じまっすぐでも、人に言われたことを鵜呑みにする素直なお子さまではないクソがきっぷりに、
私のようなヒネクレものでも斜に構えることもなく、ただそれを見続けることが楽しめたんだと思います。
描写(絵柄・動画)も見始めて数分はかなり違和感を感じますが、それも既存のアニメのイメージを
忘れるころには全く気にならないどころか、この話にはこれでこそって気分になります。
途中で気付いたんですが、影色をまったく使ってないんですよ。
夏休み直前の話なので、影をくっきり描いた方がそれっぽいとは思うんですが。
そういう意味でもこのアニメの絵はリアルっぽいけどリアルじゃない、マンガ表現的な絵です。
もちろんそれは否定的な意味じゃなくて、コレでしか表せない内容になってますし。
たとえばこの映画でくり返し出てくる「例のシーン」は、実写でやったら面白いどころか
不安になるようなものですし。
かといって、現実から全く離れてるわけでもない。少々漫画的な「美化」は行われているものの、
どのキャラクターも
「あ、こういうやついるいるw」
と思わせる、地に脚がついたキャラとして描かれてると思います。
先に触れた「自転車がへた」など、絵以外の部分と相まって、なおさらいい感じです。
なんか取り留めもなくだらだら書きましたが、一言でいうと
「私のようなヒネたおたくでも、えらく素直に楽しめる良作」
ということでしょうか。
マジでオススメです。近くに上映館がある方は、ぜひ。
つか、こんだけ気持ちいい映画なのに東京単館って冗談でしょ。